2005.02.26 Saturday
筒井和、まだ若いから敢えて言おう |
こたびの筒井和也の速度違反事件については、あまりにも呆れ果てた事件ゆえ黙っていようかと思ったのですが、本人がまだ23歳と子供も同然の若さだったので一言だけ書いておくことにいたします。
自称阪神タイガース評論家の「鳥谷好調で岡田構想ふくらむ」という記事に寄せられたBSミツルHさまのコメントにあるとおり、プロ野球選手という一般人から尊敬を受けるに値する立場にあるものとして、それ相応の責任が存在するということをよく理解しないことから、同様の不祥事が絶えないとわたくしは考えます。 ちなみにBSミツルHさまのコメントを、ご本人の許可を得ておりませんが転載いたします。 イチローいわく。MLBの選手はリスペクトされている…。誤解もあり、正解でもある。そのような環境でこのような事件を起こせばどうなるか。罰は当然のことながら重い。しょせん…ということで甘い処断を講じるか、尊敬を受ける者の責任の重さに応じて厳罰に処すか。それはどちらかを目指すべきで、たとえ結果が同じでも低きに流れる水を茫然と眺めているのは、いけない。(後略) BSミツルHさま、もし不都合がございましたら削除いたします。 ノブレス・オブリージュ、高貴な者の背負う義務、「高貴な者」とはこの場合「尊敬を受ける者」に置き換えてもよいかと思います。義務を負う能力があるから高貴なのであり、類い稀な能力を持ち、過酷な勝負の世界に生きているから尊敬を受ける資格があり、責任が伴うのです。美しいことです。 筒井はこの言葉が適切かどうか分かりませんが、生意気です。選手としてはまだ未知数の、自分の負っている義務や責任の意味が分からない若輩者が、法定速度を遥かに超えるスピードが簡単に出てしまう車を持ってしまったらどういうことになるのか。 もちろん、贅沢をしてはいけないというつもりはございません。持てる者は出来るだけ使うべきでしょう。しかし人には分というものがございます。恐らく筒井は金があるから買ったのでしょう。誰も異存はありますまい。ただ、金はどう稼ぐかよりどう使うかにその人となりが現れるものです。 自分が金を出して手に入れた物で周囲に迷惑をかけてしまったとなれば、何をどう反省すべきかおのずと分かるはずです。 筒井和はまだ若うございます。球団も厳しい処分を下したようですし、上坂のようなことにはならないとは思いますが……。 一日も早く己の分を知り、行動できるおとこまえになっていただきとうございます。 |