プロ野球 男道!

日本プロ野球界に生息する『おとこまえ』を発掘し、賞味するBlogです。
また、男を下げた選手を容赦なくムチ打つBlogでもあります。
雑魚魂? 上原浩治
このブログを始めた当初(今年1月11日)は、まさか巨人の選手をこれほど取り上げることになろうとは夢にも思っておりませんでした。一ヶ月後にキャンプインを控える時期ということもあって、そうそうアップすべきネタがあるとも思っておりませんでした。その中にあってタイガースとジャイアンツというセ・リーグを代表する球団のエースが、揃いも揃ってメジャー移籍を巡って契約更改でこうも男を下げるなどと誰が予想したことでしょうか。

はじめに。

「上原209球!『あ〜、もうしんどい』」(←日刊スポーツ記事)

上の記事の通り、騒動の渦中にありながら順調にトレーニングを積み上げてきている上原は、まことにエースと呼ばれるにふさわしいと言えます。一部で報道されているように取材陣に対して罵声を浴びせるというようなことがあったようですが、逆に言うとそのような精神状態でありながら、雑念をものともせずに練習に取り組んでいけているということです。これは他の選手も見習うべきところでしょう。

では上原のどこがわたくしの気にいらないのか。この際ポスティング制度の是非についてはおいておきます。以前から気になっていたのが、彼のオフィシャルサイトの「ヤキュウニッキ」です。もちろん、彼のHPをこれまでずっとチェックしていたわけではなく、今オフの騒動が持ち上がって初めて閲覧したのですが、今回今までの記事を斜め読みして驚いたことがございます。
上原はこの「ヤキュウニッキ」で「関西弁」でファンに語りかけるスタイルをとっております。それはそれでファンとの距離を縮めようとするアイディアとしては成功していると思います。おそらくこれを読む「上原ファン」は彼を身近に感じることができるでしょう。
ところが今年1月18日付け「メジャーへの想い」と題したニッキで次のように書かれているのです。

「今日はちゃんと聞いてほしいので、関西弁は止めておきます。」


続けて25日付けの「自分の意見」でもいつものスタイルではなく「きちんとした書き言葉」で綴られております。細かいことですが、いつものスタイルは「関西弁」というだけではなく、「ため口」です。30歳にもなろうというおとなの男がこの語り口でよいのかということはともかく、否、それもどうかと思いますが、さらに2月2日付け「不正確な報道」ではいつもの「ため口」に戻し、ほとんど罵倒のような語り口になっております。この時点でわたくしは前回2回の一見誠実なニッキはなんだったの?と驚いたわけであります。

「取材している気配もないし、事実もたいがいが違うことばかりや。だからここでこのHPを読んでくれているみんなには、もう一度、はっきり言っておくわ。」
「これからはちゃんと報道してくれるところとか、ホームページにしかしゃべらんつもり。」
(上原浩治オフィシャルサイト内「ヤキュウニッキ」2月2日のコラムより)


以前にも書きましたが、上原はファンを賛同者と批判者に二分しているきらいがございます。そして自分のサイトを読んでくれる者を賛同者、新聞等報道機関の記事を信じている者を批判者とみなし、前者にしか語らないとしているのです。ところがHPというものは賛同者のみならず、批判者が(わたくしのような?)些末な揚げ足取りをするためにも覗けるシロモノです。事実、上のニッキの内容が球団批判ととられて記事にされたこともございました。(「上原暴走止まらない!ついにHPで球団批判」←ZAKZAK2005/2/4記事)

脇が甘うございます。もっとおとなの男としての対応ができないものかと思います。無理なのでしょうか……。

この他、2004年10月20日付け「メジャー・リーグ観戦記」では、球場でもっとファンに楽しんでもらうためにネットの取り外しを提案した上で、

「でも、単純にネットを取り外すだけじゃ、ケガ人が続出すると思う。なんでかって、ファンの応援のやり方が、日本とアメリカでは違い過ぎるやろ。アメリカの応援の楽しみ方は、野球を見て喜び、そして騒いでるって感じだから、試合にも集中してるし、ボールが飛んできても危険度が少ない。でも、日本の応援の楽しみ方は、どちらかというと、最初に騒ぐことが優先してるって感じがするんや。これやと危ないやろ。」


と、さりげなく批判。選手として充分なファンサービスができないのはファンの応援方法に問題があるからや、と聞こえるのは考え過ぎでしょうか……。

「このまま日本のボールを使い続ければ、いつかピッチャー返しかなんかでケガ人が出る。毎年、試合時間が長いとか問題になっとるけど、それだってメジャーのボールを使えば、絶対に試合時間は短くなるよ。断言したる。どの角度から分析しても、メジャーのボールを使った方がいい。」(2004年11月16日付「メジャー・ボールに変換を!」から)


ピッチャー返しによるケガ人はとっくに出ております(昨年の藪等)。試合時間が短縮できる点については、飛ばないボールは投手に有利で、攻撃時間が短くなる論理からでしょうか。試合時間の短縮問題は攻撃時間の短縮によって解決されるべきではございません。むしろ乱打戦は投手戦より人気がございます。
彼の思考回路はメジャー賞賛に偏っているように思えます。一方に肩入れすれば他方に厳しくなります。そこが端的に現れているのが「ヤキュウニッキ」なのです。そのような偏向した考えでファンや球団首脳に納得させることは可能でしょうか?

おとこまえとは、バランスのとれた思考を持っているものだと存じます。
| 鳴尾浜小町 | 讀賣ジャイアンツ | 18:18 | comments(2) | trackbacks(46) |


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